- 2019-4-1
- 資産運用のための情報
目次
・はじめに
・株式・資産形成実践講座との出会い
・大前研一ライブ
・修了すると、資産運用には不可欠なタイムリーな情報が得られる講座を視聴できます
・まとめ
はじめに
この記事では、私が10何年か前にしっかりと資産運用のことを学びたいと思った時にやったことを記します。
私は資産運用を始めて間もない頃、証券会社の“ おすすめ ”というものを何となく信じる気になれませんでした。なぜなら、「証券会社の営業マンは、資産運用のプロではまったくなく、あくまでも自社で取り扱っている商品の販売のプロだ」、という警告が既に私の耳に入っていたからです。
それに加えて次のようなことを経験したのも証券会社の営業マンを信用しなかった理由です。
証券会社に資料請求をした数日後に電話が掛かってきて“おすすめ商品”を勧められたのでした。その時私は投資を急いでいたわけでもなかったので、その営業マンのおすすめをやんわり断ったのですが、しつこく勧めてきてのでした。私は勧誘の電話を受けた経験は当時あまりなかったので、戸惑いながら、それでも何度かやんわりと断って、やっとの思いで電話を切ってもらえたのです。
直ぐにその証券会社とは縁を切りまして、ネットで投信の取引ができる証券会社に口座を開きました。たとえ投資で損失を出したとしても、自分の判断で投資したかったからです。
その証券会社から投信の資料を入手し、投資方針を読んで、今後の見通しのコメントを読んで、良さそうなことが書いてある投信を選んで購入していました。運用成績は、うまくいったり、うまくいかなかったりでした。
今思えば、私はあまりにもナイーブ過ぎでした。
そのうち、証券会社から入手できる投信の資料を読むだけでは良い運用成績は出ないのではないかと思うようになりました。
前置きが長くなりましたが、こんな経緯があり、いわゆる “資産運用の基礎” を学ぶことを考えたのでした。
株式・資産形成実践講座との出会い
資産運用の基礎を学ぶとき肝心なことは、“誰から学ぶか” です。誰を師匠にするかです。
私の場合には、良き師匠との出会いは必然でした。
私は “ 大前研一ライブ ” という番組(ビジネス・ブレークスルー制作)を視聴していたのですが、ビジネス・ブレークスルーは “ 株式・資産形成実践講座 ” という初心者向け講座を実施していたのです。
大前研一氏の監修なので、この講座なら受講してみても良いのではないかと思いました。実際に受講してみて、内容が充実していていることにたいへん満足しました。その充実度合いは、ただ充実しているというよりは、「時間をちゃんと取って真面目に取り組まないとこなせないな。真面目にやろう」と思わされるものです。非常に勉強になりました。
講義内容は単なる投資のHowToものではありません。
投資の話に入る前に、先ずマインドセットをしっかりと作るところから始まります。日本におけるお金にまつわる常識を粉々に粉砕してくれるところから始まり、グローバル標準の考え方に基づいて、ゼロベースから自分の投資を考えることを学びます。初めに頭の中を “ 投資脳 ” に変えてくれるます。
続いて、ライフプランについて学び、次にファイナンシャル・プランについて学びます。その後、投資環境分析、投資アルゴリズム、キャッシュフロービジネスの順でカリキュラムが組まれています。
講義はトータルで約70時間に及びます。演習課題もあり、最後には修了レポートを提出します。
ただ単に講義を視聴するだけではなく、自分で頭を使って、手を動かして課題をこなしていきます。しっかり身に付くように仕組まれています。
トータルで約70時間の講義を受けるのは忙しくて無理だと感じてしまうかも知れませんが、講義はすべて遠隔講義、つまり、自宅で或いは通勤電車の中などで隙間時間を利用して、スマホやタブレット、ノートPCで受講できるので、少し時間の使い方を工夫すれば無理ではありません。もちろん、しっかりとしたカリキュラムなので少し頑張らないと消化できませんが、その価値は十分あると思います。
大前研一ライブ
株式・資産形成実践講座を受講すると、副教材として “ 大前研一ライブ ” を視聴することができます。
“ 大前研一ライブ ” は、世界のニュースの中からビジネスに直結するものを大前研一氏がピックアップし徹底的に解説する番組です。
私がこの番組を視聴し始めた頃は、ニュースの解説を聞くたびに、“ そういうことだったんですか! ” とびっくりすることばかりでした。視聴してしばらくは、目からうろこが取れる感じでした。別の言い方をすれば、そのころ私は世界の常識を全くと言っていいほど知らなかったのです。恥ずかしいばかりです。
視聴を続けていくと、いろいろな事象に対するグローバルな見方が養われ、かつ偏見が修正されていき、当事者の立場に立ったものの見方ができるようになります。AとBが対立しているような問題では、双方のものの見方が理解できるようになり、解決方法を思いついたり、あるいはAとBの和解が困難であることが理解出来たりするようになります。
平易な表現をすると、“ オトナの理解力や判断力 ” が身に付いてくるということです。
これは資産運用だけではなく、世界を理解するのに非常に役立ちます。
強いてデメリットを言うとすれば、有料であることです。
料金については、自分に対する投資と考えるべきだと思います。預金にそのまま置いておくよりも、こういう勉強におカネを使うことの方が将来の自分にとってどれだけプラスになるかを考えるべきだと思います。
修了すると、資産運用には不可欠なタイムリーな情報が得られる講座を視聴できます
“ 株式・資産形成実践講座 ”を修了すると、次のステップに進めます。資産運用を実際にやっていくときに不可欠となるタイムリーな情報が得られる番組を視聴できるようになります。
“ 金融リアルタイムライブ ” という番組です。こちらも有料です。
番組のテーマも豊富です。
・世界経済
・株式市場
・グローバルマクロと為替動向
・商品市場
・世界投資家動向
これらのテーマのタイムリーな情報を、一流講師陣が解説してくれます。
私のお気に入りの講師は二人います。
ひとりは、世界投資家動向を伝えてくれる宮島秀直氏です。宮島氏は、世界中の敏腕ファンドマネージャーに年4回、直接訪問し、彼らの考えを聞き出してきて受講者に伝えてくれます。他では聞けない興味深い情報を聞かせてくれます。また宮島氏は、話し方も面白く、時折ジョークというかギャグを織り交ぜて、2時間超の長い番組を長く感じさせないユニークなキャラクターです。ギャグはよく滑ることもありますが。
もうひとりは、グローバルマクロと為替動向を伝えくれる田中泰輔氏です。田中泰輔氏は、宮島氏のようにギャグを織り交ぜることはなく、淡々と語るキャラクターですが、分かりにくい為替の動向を、分かりやすいメカニズムに基づいて解説してくれます。番組の時間も宮島氏ほど長くありません。
もちろん他の講師陣も、タイムリーに興味深い貴重な情報を伝えてくれますので、投資判断するのにたいへん役立ちます。